顔が歪むのはなぜか。~これを気をつけると、歪み・エラ対策になる~

「なぜ顔が歪むのだろう?」

今日は、この話をしようと思います。

あるお客様のお話。

「以前、右のエラが大きかったのですが、今は左が大きいんです。」

これ、ありえる話です。

人間の骨は左右対称ではありますが、生まれつきの場合や、運動負荷の左右差により、骨は左右同じになるとは限りません。でも、骨が歪む理由がこれだけだと、上のお客様の話は起こりにくいということになります。

なぜ、歪むのか。

それは姿勢とクセです。

これについて、YouTubeに動画を投稿したので、よかったらご覧ください。


左右の歪み

今回は、荷物の左右のクセで説明します。小顔矯正に来るお客様には、耳にタコができるほどお伝えしています。「逆に持ってくださいね」と。

でも、なぜ歪むのかをお伝えしますね。

まずこのように、指先で顎関節を触り、左右に重心を移動してみて下さい。すると、左右に動く度、アゴの骨って動いていませんか?次に、手のひらでエラを包むように触り、同じように左右に動く。これも、アゴの骨が動いていますよね!しかも、捻じれながら。

そうです。重心が極度に偏ると歪むのです。

重心の偏りは、脚を組む、壁に寄りかかる、荷物の持ち方などから起こります。

今回は荷物の持ち方の話。

例えば、荷物を持つと、逆方向に身体を倒し、重心をずらします。

みなさまも、重い荷物を持つとき、そうなりますよね。

身体が天秤だとすると、荷物の重さで下がります。それに抵抗しようと逆側に重心を移動するのです。

重心の移動とは身体の中心が、荷物の反対側に移動するということ。この場合、頭が移動した方向に倒れ、両目は斜めになります。

でも、その状態だと、顔も斜めの状態。見える世界も斜めとなります。

そこで、脳は無意識に両目を水平に戻し、視線の安定を図ります。

すると、荷物と逆側に重心だけでなく、軸もぶれます。

この時の歪みをまとめます。

■荷物と逆側の頬が出る。目立つ。

■荷物と逆側のエラが出る。目立つ。

■荷物の方が向きやすくなる。

■荷物の方やアゴ先が歪む。など。

(※前後の歪みや身体の捻じれ。事故やケガなどの後遺症などあり、個人差があります。)

これ本当なの?無意識に視線を変えるの?と思っている人もいらっしゃるでしょう。

試しに、荷物を持ち、目をつぶりながら歩いてみて下さい。(※安全な場所や、周りに人がいない時にやってください。)すると、目をつむったときに、カクンと頭が横に倒れると思います。そして、目を開けると水平に戻します。

この無意識の修正が常習化。そして、その荷物のクセにより、筋肉・骨の緊張が続くと、関節の可動域が狭くなります。こうなると、荷物のクセによる、身体の固定化が起きます。これが歪みです。

このような理由から、「荷物を持ち換えて下さい。」と伝えています。

但し、「逆じゃないといけない!」と強く思うと、筋肉の緊張にもつながります。

「今持っているのかこっち。」⇒「じゃあ、逆に持ちかえよう!」という感じで大丈夫ですよ。いつの間にか、持ちやすい方で持っていてもいいのです。また気づいて持ちかえましょう!そうすれば両方の手や肩で持つことになります。気楽にやりましょう。


エラが張る原因

さて、次はエラです。小顔矯正をお考えの方は、気になっている部分ではないでしょうか。

いくつか原因はあるのですが、今回は「姿勢」を注目していきます。

さて、この2枚の写真を見比べてください。

姿勢がいい時はアゴが引きやすくなります。しかし、姿勢が前のめりになると、アゴが前に出てきます。

これも姿勢が影響します。

顔を固定したまま身体を前方に曲げると、下を向くことになります。そこで、無意識に視線を上げます。その結果、アゴが前に出てきます。

試していただきたい事があります。姿勢を良くし、脱力すると、歯と歯はくっついていないですよね。(緊張度が強い人はついてる場合があります。)しかし、身体を前に倒し、猫背になると歯と歯がくっついてきます。このように、姿勢で骨の位置が変わります。

姿勢で筋肉にも影響があります。噛みしめる筋肉です。

猫背になると噛みしめる筋肉が働きやすくなるのです。筋肉を触りながら、身体を前後に動かしてみて下さい。猫背の時、筋肉が力が入る感じになるのではないでしょうか。

それはなぜか。その理由は頭の重さです。姿勢がいい時は頭蓋骨が首の骨に乗っています。筋肉の負担が少ないまま支えることができます。

しかし、頭を前方に移動させると、頭が首の骨に乗らなくなってきます。すると、頭を支える筋肉の必要性が増します。さもなければ、頭が地面に落ちてしまうので。ですので、猫背の時は首肩の緊張が増し、肩こりになりやすいのです。この姿勢が一瞬ならいいのです。しかし、悪い姿勢が常習化すると、筋肉も常に緊張しています。筋肉の緊張とは収縮している(短くなっている)ということなので、関節、骨の可能域にも影響し、動きが悪くなってきます。この筋肉の常習化が猫背の固定化につながります。こうなると、アゴが引きにくい状態に。そうなんです。エラの原因は、姿勢の固定化です。アゴが前に出ると、エラの骨の下の部分が見えやすい状態になるのです。

しかも、姿勢が悪い方が噛みしめる筋肉を硬くさせます。それは、首の緊張との連動性と頭蓋骨を支えるため。エラが気になる人は、噛みしめる筋肉が硬いですよね。フェイスラインが膨らんで見えてしまいます。

エラが気になる人は、これを気をつけましょう。

■姿勢を良くし、首や肩の負担を軽くする。

■首、エラ周辺の筋肉をほぐす。

そうすることにより、猫背の固定化を和らげます。そして、アゴが引きやすくなり、エラが目立ちにくくなります。

さて、今回は歪む原因をお伝えしました。原因はいくつもあるため、これに該当しないケースもあります。しかし、左右のクセや姿勢を良くするのは、顔だけでなく、身体にとってもいいことです。下の動画をよかったら参考にしてください。

あとこの点は気をつけてくださいね。セルフ小顔矯正ケアでやりがちな事。顔を力強く押すことです。気になるところ、出ているところの原因は身体のクセだとしたら、強く押しても劇的効果は見込めませんよね。そもそも強く押したところで小さくなりません。クセが原因ですから。もし、「小さくなった!」感じたとしても、原因が左右のクセなので、戻ろうとするメカニズムが働きます。ですので、左右のクセを修正する方が先なのです。

しかも、強い刺激だと、押された感覚が残るため、その周りの筋肉を緊張させてしまうケースがあります。結局、筋肉を硬くさせてしまうのです。

顔を触る時は優しく触ってくださいね。


おまけ:「小顔矯正」とは。

これはYouTube には載せていませんが、小顔矯正とはこのクセを生じさせている筋肉や関節の動きの修正をしているのです。

以前、小顔矯正理論で言われていた。縫合と言われる骨と骨の隙間が加齢とともに開く。それを手技によって閉める。

この考えに対して、様々な医者や専門家が批判していたのは正論です。この縫合は、レントゲンを見ても、数mmも開いていません。それを無理矢理な力で押し込んだところで、いい結果が出るとは思いません。ですので、私もこの考えには反対していました。

私も骨は押します。これは強い力で押し込んでいるのではありません。その骨に付いている筋肉のストレッチの為に押しています。だから強い力ではないのです。筋肉を柔らかくするため(リラックスさせるため)ですので。

でも、強い力の小顔矯正でも結果が出たというホームページも拝見します。人間は痛みなど、強い刺激を受けると、その後リラックスします。ジェットコースターに乗った後、快楽がやってくるのと一緒です。そのリラックスにより、筋肉が柔らかくなり、クセが修正されたと考えられます。

ただ、私自身、痛いの嫌いなんです。痛い思いはしたくなりません。

しかも、痛い刺激は、皮膚や筋肉を傷める可能性も捨てきれず、私は痛くない小顔矯正をやり続けています。これからも気持ちがいい手技で小顔矯正をしていきますね!

振骨小顔センター

大渕

高い技術と豊富な知識。小顔矯正なら振骨小顔センター!

 

大学在学中の怪我がきっかけで、整体の道を志す。 整体・カイロの手技で評判に。「小顔矯正もやってみたら。」との一言をきっかけに研究がスタート。 漢方、氣功、ヨーガ、武道との理論と矯正の共通点に気づく。 呼吸の力を利用し、身体に負担をかけない矯正で喜ばれている。

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