松ヤニの落とし方
「やっちゃった!」
昨年末の話です。来店途中で松を購入されたお客様。荷物が多く、松を抱きかかえるように持ってしまうと、服にべっとりと松ヤニがついたそうです。
インターホンが鳴り、ドアを開けると、慌てている様子で、
「どうしましょう。この松やにがとれな~い。」
そこで、
「まず中に入って、椅子に座ってください。」
とお客様を落ち着かせました。
「色落ちするかもしれませんが、これを試してみますか?」
と、冷蔵庫からエタノールを取り出し、渡しました。エタノールをティッシュに含ませ、こすってみると、みるみる落ちていきました。
松ヤニって取れないですよね。食器用洗剤でも一苦労します。
お正月飾りの片づけなどで、松やにが服や手についてしまうかもしれないので、落とし方を書きますね。
■エタノールを使う
新型コロナウィルス対策に有効なアルコール消毒液でもいいとするサイトもあるようですが、もしあったら無水エタノールをご用意ください。
ティッシュにエタノールをなじませ、松ヤニを拭き取ってください。一回で落ちない場合は何度もやってくださいね。
■酢酸を使う
お酢であったり、ドラックストアにある「氷酢酸」をつけこする。この際、手袋はしてくださいね。
■クレンジングオイルを使う
松ヤニは樹脂。油なので、クレンジングオイルでなじませて落とします。
他にもベンジンなど有効らしいのですが、全ての方法とも手荒れの可能性。そして、衣類の色落ちの可能性があります。注意してください。心配であればプロに頼みましょう。「松ヤニ」がつきましたとクリーニング屋さんに伝えましょう。