なぜ発熱するのか。

あぁ〜よかった!今日も平熱だ!やはり体温を測る時は緊張します。もし、発熱していたらどうしようと。

ところで、なぜ発熱するのでしょうか。

発熱のしくみ

1.体内に病原菌が(細菌やウィルス)が侵入する。

2.免疫に関する細胞が活性化。発熱サイトカインか出される。

3.脳内の血管内皮細胞で発痛物質でもある発熱物質のプロスタグランジンの産生が増える。

4.脳にある視床下部の体温調節中枢により、ふるえなどの熱産生の亢進、皮膚血管収縮や汗腺を閉じるなどの熱放散抑制反応などにより、体温が上がる。

なぜ解熱剤で熱が下がるのか

解熱剤は発熱物質のプロスタグランジンの産生を抑えるものです。

この産生のメカニズムを書きます。まず、細胞膜のリン酸脂質からホスホリパーゼA2の作用によりアラキドン酸が作られます。そこに酵素であるシクロオキシゲナーゼが作用することによって産生されます。

解熱剤のある種は、このシクロオキシゲナーゼの作用を阻害し、プロスタグランジンの産生を押さえます。

なので、病原菌を倒している物ではありません。

発熱のするは病原菌を倒すため。むやみに解熱剤で体温を下げるのはよくないと感じています。それは、体温を下げることにより、病原菌を倒すスピードが遅れ、病態が長引くかもしれないからです。(※体温が38℃以上なら飲みましょう。熱によるダメージが強く、他の症状を引き起こすかもしれません。)

今は発熱したら発熱外来へ!

新型コロナウイルスになったと知られたくないと思い、病院で診断を受けず、独自の判断で解熱剤で体を治そうと思っている人がいたら、考え直して下さい。

新型でデータが少ないため、確定したことは言えませんが、ウイルスの保有期間か延びるかもしれません。そうすると、飛沫などにより、周りの人たちに感染させるリスクが増えるかもしれないのです。

もし、発熱をしたら、安易に解熱剤を使うのではなく、発熱外来にいきましょう。

その前に、発熱しないように、今一度、感染予防を心がけましょう!手洗いとアルコール消毒。そして、マスクの着用です。みんなで新型コロナウィルスに勝ちましょう!

振骨小顔センター

大渕

大学在学中の怪我がきっかけで、整体の道を志す。 整体・カイロの手技で評判に。「小顔矯正もやってみたら。」との一言をきっかけに研究がスタート。 漢方、氣功、ヨーガ、武道との理論と矯正の共通点に気づく。 呼吸の力を利用し、身体に負担をかけない矯正で喜ばれている。

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