ロタウィルスも定期接種になりました
雨の日って、思い出を振り返りますね。写真を見て、「息子、小さかったなぁ。」とか。スケジュールを見直したんですが、生後間もない時から予防接種をしていたんですね。懐かしい。
昨年からロタウィルスも定期接種になったんですね。私たちの時は希望者のみでした。ただ調べると、ほとんどの子供が感染するという記事もあったので、予防接種をしました。
いつから定期接種になったかというと、令和2年10月1日からみたいです。詳しくはこちらの厚生労働省のホームページをご覧ください。
生後14週6日までに1回目を接種するという記述があるので、詳しくはお近く、または、通っている小児科までお問い合わせください。
生後14週か。懐かしい。
寝返し返しはできたけど、ハイハイもできなかったなぁ。
ところで、ロタウィルスってなんでしょう？ウィルスと聞くと敏感に反応してしまう時代ですものね。
ロタウィルスとは
下痢や嘔吐などになる、ウィルス性胃腸炎を引き起こすウィルスの1種です。5歳までにはほとんどの子供がなると言われています。
とても感染力が強い。そして、胃腸炎が重症化しやすいのが特徴です。重症化すると水様性の下痢が何度も続き、嘔吐も伴います。ですので、脱水症を引き起こしやすい感染症です。しかも、けいれんや肝機能異常、脳症を合併することがあります。怖いですね。便の色が白くなることがあるので、もし、子供の便の色に異変を感じたら、お医者さんに伝えましょう。
ロタウィルスの予防接種をすると感染しないわけではなく、重症化が減少するとされています。
ロタウィルスに感染しないようにするには
先に述べたように、5歳までに、ほとんどの子供が感染するといわれているので、防ぎようがないです。
このウィルスは10～100個程度でも感染するといわれ、非常に感染力が強いからです。感染者の下痢便1gには1000億～1兆個、ロタウィルスがいるといわれます。ごくわずかな量でもウィルス10個ある環境はすぐに起きますね。このウィルスの感染経路はヒトとヒトへの糞口感染です。ノロウィルスも一緒ですが、もし家族が感染したら、糞便の片づけは念入りにしましょう。
消毒する時にアルコール消毒を思いつきますが、種類を選ばないといけません。
ロタウィルスは新型コロナウィルスのような「エンベロープウィルス」ではありません。ノロウイルスみたいに「ノンエンベロープウィルス」です。エンベロープとは「外膜」のことで、アルコール消毒に弱いです。しかし、「ノンエンベロープウィルス」通常のアルコール消毒には強いです。ですので、酸性のアルコールが有効とされているので、ロタウィルスやノロウィルスも気になるという方は、アルコール消毒の種類を選びましょう。
