なぜ噛みしめてしまうのか。

「噛みしめ」のクセでお悩みの方は大勢いらっしゃいます。

現に、当センターで振骨小顔矯正を希望される方の中でもお悩みの上位にあります。顔だけでなく、身体の不調の中でも、このクセに悩まされていますよね。

病院に行っても、インターネットで調べても、「ストレス」という言葉で片付けられ、リラックスするしかないのかぁと落胆する方も多いです。

「噛みしめ」については、現代になっても100%は解明されておりません。

今回は私の考えではありますが、この「噛みしめ」について考えたいと思います。

この原因は大きく、ストレス、姿勢、クセの3つだと考えております。(2019.1.23現在)これらを説明していきますね。

原因の通説である「ストレス」

どうして「ストレス」が原因だと言われるかというとマウス実験によるものです。身体の自由を拘束という「ストレス」状態のマウスにプラスチック板を噛ませていると、血中のストレスの値が緩和されたというもの。

でも、様々なストレスありますし、全員、何かのストレスを抱えています。しかも、ストレスが無いと、それを打開しようという意思も働きません。ですので、広義的な「ストレス」という意味で考えると、どれが原因なのかはわかりません。

では、もう少し細かく考えていきます。

さて、最初に精神的ストレス。悩んだり、考える時、脳はフル回転してますよね。そしてパソコンなどに集中している時もそうです。このような時、噛みしめます。

なぜ?

それは咬筋などを使って、脳に効率よく血液を送ろうとしていると考えております。噛みしめるという事は「交感神経のスイッチ」とも言われています。脳のために噛みしめていています。少し話が変わりますが、睡眠時もそうです。体は寝がえりなど以外は動かしませんが、脳は動いています。短期記憶を長期記憶に変換する作業など動き続けています。だから、噛みしめる筋肉を使い、血液を運搬しやすくしているのだと思います。

これらを考えると、全員が噛みしめています。

「私はなんで噛みしめているの?」と悩んでいると、一層、噛みしめます。「あの人も噛みしめているんだ!」と考えると、気持ちが楽になりますよ。

ストレスは精神だけではありません。身体にもあります。実際にマウス事件でも、身動きが出来ないという身体的要素もありました。

これは実体験での話です。休み前に、つい泥酔をした時です。睡眠時に、アゴを左右に動かしているのに気づき、目を覚ましました。東洋医学でも、胃などの内臓を口はつながっているとしています。胃などを撹拌しようとアゴを動かしていたのだと思います。

実際に胃痛がある人の方が、噛みしめてしまう傾向にあると感じています。そして、気温が低いなど、身体的ストレスでも、噛みしめるなど筋肉を使い、熱を生み出そうとします。

ですので、暴飲暴食を避け、温かい服装にした方が、筋肉は緩和されます。

姿勢が悪くても強く噛みしめてしまう。

姿勢などのお悩みで来られるお客様に、「かかと重心」について説明する時があります。

「かかと重心って、何?」と思う人も多いですよね。実際、身体を見ると、すねの骨の垂直線上に重心がある方が、身体の負担は少ないです。つま先重心になると、どうしても別のところで体重を支える必要があるからです。

この「かかと重心」にする矯正法がありますので、よかったらやってみて下さいね。

当センターでも、骨格矯正後に、「どこに重心がありますか?」と聞くと、「かかと」もしくは、「足全体に体重が乗っていて身体が楽。」」というように答える方がほとんどです。その状態で、腰の筋肉を触り、普段と同じように「つま先重心」にしてもらうと、途端に、筋肉が緊張するのを感じます。これは、噛みしめる筋肉も一緒です。「つま先重心」にすると、身体を支えようとして、全身に緊張が走り、筋肉を硬くします。信号待ちなどの時間に「つま先重心」に気づいたら、「かかと重心」にしてあげましょう!

もう一つ、姿勢と噛みしめの関係があります。それは「舌」です。

姿勢が良く、鼻呼吸がよくできている人は、舌の先が上の歯茎にあります。この位置だと、頭蓋骨を支えたり、クッションの役割があると考えております。

しかし、姿勢が悪く、顔が前に出ると、歯茎との距離が離れ、ここに位置するのが難しくなります。あと、この位置だと、口呼吸がしにくくなります。昔から鼻炎など、口呼吸のクセがあると、舌の先の位置が下がり、前歯か下の歯茎になりやすくなります。(※ちなみに、舌の先が前歯にあると、舌の押し出す力で、出っ歯やすきっ歯になりやすくなると言われています。)

もともと、力いっぱいに入れて下さいと伝えると、背中を曲げてしまいますよね。背中が曲がっている方が、強く噛みしめやすいのです。寝ている時に噛みしめが強い方は、枕の高さが合っていない可能性もあります。

起きている時のクセ

グッと噛みしめると、筋肉に余韻というか、「また噛みたい!」という感じになりますよね。睡眠時の「噛みしめ」は、日中の余韻やクセかも知れません。

あるお客様に、日中噛みしめないように、軽く頬を叩きながら口を開けてくださいと伝えたところ、睡眠時の噛みしめが緩和したケースがありました。

この方法は「トントン記憶法」として、こちらの動画で紹介しています。よかったらご覧ください!

セルフケアとして、筋肉を柔らかくする方法も載せています。

これらが私の考えている、「噛みしめ」の原因と対策、セルフケアです。本当に、小顔になりたいという方だけでなく、頭痛、肩こり、首こり、不眠症などで「噛みしめ」でお悩みの人が多いです。

この方法で、一人でも状態が軽くなると嬉しいです。

振骨小顔センター

大渕

振骨小顔センターのホームページはこちら!

大学在学中の怪我がきっかけで、整体の道を志す。 整体・カイロの手技で評判に。「小顔矯正もやってみたら。」との一言をきっかけに研究がスタート。 漢方、氣功、ヨーガ、武道との理論と矯正の共通点に気づく。 呼吸の力を利用し、身体に負担をかけない矯正で喜ばれている。

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