どこから脚?

昨日の2人のお客様が、「緊急事態宣言中での運動不足でスクワットを始めたが、腰痛と股関節痛、下半身のだるさがある。」という状況でした。


触診すると、かなり前腿が硬い。そこで、太腿を太くしないで体幹を鍛えるスクワットを教えました。


ここで問題です。どこからが脚ですか?


股関節部である脚の付け根を考える方が多いと思います。ここだと考えるならば、前腿が硬くなりやすく太くなりやすいです。しかも腰痛にも。


腸腰筋という筋肉があります。起始は腸骨の内側面、仙骨の底部、第12胸椎体の側面、第1〜5腰椎体。停止は大腿骨小転子、そのすぐ下の大腿骨骨幹。背骨や肋骨についている筋肉です。


この主な役割は腿を上げること。股関節の屈曲、股関節の外旋、骨盤の前傾動作のときに働きます。

ということは、この筋肉がある場所も脚です。みぞおち辺りから脚なんです。


この意識を持つと重心が高くなる。内腿の意識が高くなる。姿勢がよくなる。腰痛が軽くなります。


「いきなり、脚の意識をみぞおちにしてくださいと言われたても〜。」って感じですよね。


やり方があります。その一つをお伝えします。

  1. 肛門を引き締めます。
  2. 引き締めの意識をみぞおちまで引き上げます。
  3. 締めたまま、「ここから脚がはえているんだよ。」と言い聞かせながら、深呼吸をしてください。

(本当は肛門の前方にある「会陰」というツボで意識することがベストです。最初は難しいのて肛門で練習してみてください。)

慣れてくると、歩きながらもできます。

脚はどこからかという固定概念を取っ払って欲しくて、今回、投稿致しました。

緊急事態宣言が延長となり、ますます運動不足に。そこでトレーニングを始めて、身体が不調になっては困りますよね。身体は意識の使い方で変わります。よかったらやってみてくださいね!

大学在学中の怪我がきっかけで、整体の道を志す。 整体・カイロの手技で評判に。「小顔矯正もやってみたら。」との一言をきっかけに研究がスタート。 漢方、氣功、ヨーガ、武道との理論と矯正の共通点に気づく。 呼吸の力を利用し、身体に負担をかけない矯正で喜ばれている。

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